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2021.08.30

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三菱商事ファッション「ザ・ミー」 21~22年秋冬 顧客対象を広げる 「快適なミニマリズム」テーマに

繊研新聞 2021 年 8 月 30 日付

今秋冬は「ミニマリズムコンフォータブルリュクス」を打ち出す

 三菱商事ファッションのカスタムオーダーブランド「THE ME」(ザ・ミー)は、現在の顧客は30~40代中心だが、「カスタムオーダーの特性を生かして、オールエイジの幅広い層を対象にする」考えだ。21~22年秋冬は「ミニマリズムコンフォータブルリュクス」をテーマに打ち出す。

 ザ・ミーは最終消費者からの発注を起点とした〝カスタマー・トゥー・マニファクチャー〟(CtoM)のアパレルブランド。東京・神宮前のショールーム形態のショップを基点に販売する。スーツからドレス、パンツ、シャツ、Tシャツなどレディス及びメンズの全アイテムを揃え、それぞれをカスタムメイドしてトータルコーディネートで提案。これらの商品は発注から約2週間で自宅など顧客が指定する場所に届ける。

 21~22年秋冬向けの商品型数はメンズ12型、レディス21型、ジェンダーレス10型。これらをベースにしながら、店内に設置したボディースキャナーで首回り、胸回り、ウエスト、ヒップなどを計測し、その身体データを参考に、専門性の高い接客によって、丈や幅などの〝チューニング〟(寸法の調整)を行う。接客は顧客ごとに1人のナビゲーター(案内人)が付き、最長90分のパーソナル接客を受けることができる。

 注文された商品は、国内及び中国にある10カ所以上の協力縫製工場をオンラインで連携させながら生産。発注された製品の情報は全てウェブで連携して1枚ずつ生産する体制を整えている。

 21~22年秋冬は、メンズでウールストレッチ・ローイングジャケット(税込み3万9600円)を販売。ボタンは金属系のゴールドとシルバー、そのほか水牛調の中から好きなものを選べる。裏地の色柄もネイビーやドット、カムフラージュ、ブラウン系シャドーストライプを揃えた。胸ポケットの有無や種類も選べる。コットンストレッチ・オックスシャツ(1万5400円)は、着心地の良い細番手のストレッチ素材を使用。襟はミニワイドカラー、ボタンダウン、バンドカラーの3種類から選ぶ。

 レディスはボリュームスリーブ・ロングワンピース(2万9700円)を販売。袖口のボタンはゴールドとシルバーのほか、貝調のものもある。ウエストひもも選べて、好みのスタイルに合うデザインディテールを楽しめる。

 ポリエステルダブルクロス・サロペット(2万9700円)は、深めに切れ込んだVネックと細めのストラップデザインで〝大人のサロペット〟を演出。自宅で洗濯できるイージーケア性もポイントだ。

 ジェンダーレスは、オーバーサイズのシルエットを中心にコットンライクのポリエステルTシャツ及びロングTシャツを1万円前後で販売する。

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